白狐通信
上羽絵惣創業270周年記念!竹笹堂コラボ木版画セット
上羽絵惣創業270周年の今年は、日本最古の絵具屋として、日本画絵具に注目した企画をお届けします。
今回は、創業130周年を迎える京都にある老舗の木版画工房「竹笹堂(たけざさどう)」と組んだ木版画セットを作りました。
おうち時間を楽しく過ごせる趣味を探している方も、日本画絵具を使いたいけど絵を描くのは苦手…という方もぜひチェックしてください。
季節を感じられる縁起物のモチーフ
木版画の図案は竹笹堂さんからご提供いただきました。
第一弾は春の訪れを告げる花、豊かさを表す「梅」と、繁栄を意味する末広がりな形状の「扇」です。
どちらも縁起物のモチーフですので、様々なシーンで活用でき、末永くお使いいただけます。
ハガキだけでなく、少し大きめの紙に摺ってブックカバーにしたり、摺った紙を透明のケースに挟み込んでオリジナルのスマホケースにしたり、アイデア次第で楽しみ方も広がります。
何度も使えるところは版画ならではですね!
版木は層になっていて、どこまで彫ればよいかのガイドになりますので、木版画が初めての方も安心して挑戦できます。
本格派?お手軽派?2タイプの絵具
摺りに使う絵具は、竹笹堂さんの工房でも使われている本格的な「水干絵具(すいひえのぐ)」と、日本画絵具が初めての方にも手軽に使える「顔彩(がんさい)」をご用意しました。
水干絵具は粉末状なので定着剤として膠(にかわ)を混ぜて使います。もちろん膠もセットしてますので、絵画用品があれば本格的な日本画制作も可能です。
顔彩は、スケッチに使う固形の水彩絵具のように水で溶くだけの気楽に使える絵具です。筆さえあれば気軽に絵手紙、俳画もお楽しみいただけますよ。
どちらも同じ色味を5色揃えましたので、好みや力量に合わせて選んでください。
画材の使い心地や発色が違いますので2種類揃えて制作の幅を広げてみるのもいいかもしれませんね!
木版画の職人監修の道具類
竹笹堂の職人さんが監修した道具類のセットです。
手軽に挑戦していただけるよう、あえて版木や消耗品と分けてお道具セットをご用意しました。
学生の時に使っていた彫刻刀をまだ持ってるという方(私も持ってます(^_^;))は、100均など身近で手に入れられるものでも代用可能ですが、本格的な道具を使うとちょっと気分も違ってきますよね。
バレンは竹皮のものが馴染みがあると思いますが、割れてしまったり、お手入れが難しいのだそうです。
今回ご用意したバレンはサイズも大きいので押さえもれがなく、大きな作品に挑戦する時にも心強いですよ!
お手入れもしやすいので、初めての方やめんどくさがり屋さんにもおすすめ。
刷毛も2サイズあるのでしっかり絵具を馴染ませたい時、ポイントで色を変えたい時など使い分けてみてくださいね。
たっぷり摺って楽しめる色違いのハガキ
にじみの少ない木版画用の白いハガキと5色のカラフルなハガキを付けました。どちらも通信面は和紙なので木版画との雰囲気もピッタリです。
絵具の色を変えて摺ったり、紙の色との組み合わせを考えたり、たっぷり摺って楽しんでくださいね。
一年後には木版画職人!?
季節に合わせた図案や絵具の色を変えて年間で楽しめるよう、春、夏、秋と第四弾まで計画しています。
最後は来年の年賀状に使ってもらえるものを考えてますよ♪一年が終わるころには手彫りや手摺りの腕も上がっているかも。
販売は公式通販サイトの予約のみなのでお見逃しなく!
伝統木版画工房 竹笹堂
創業130年になる京都の木版画工房。
伝統的な木版印刷技術を継承し、職人による手彫りの版木を使った工芸品だけでなく、雑貨好きにも刺さる紙製品の和雑貨やファブリックなどを制作・販売しているところです。(時々オンラインショップをのぞいてテンション上がってます)
上羽絵惣からもぼちぼち歩いて行ける距離にあるのでご近所さんと言えるかな。絵具も使ってくださっている昔からのお馴染みさんです。