白狐通信
キュートなシロップネイルなら水桃!
桜貝のようなクリアピンクのネイルです。シンプルで優しい印象の指先は男性ウケもバッチリ!
瓶に入った色を見ると蛍光ピンクに見えますが、一度塗りならごくごく薄い色づきでオフィスでも使えるさりげない仕上がり。少し青みがかったピンクなので手を白く見せる効果も。
あまりマニキュアをしない方は、まずは「水桃」や「水茜」を使ってみるのがオススメです。
胡粉ネイルの中では特に幅広い年齢層に人気の色のひとつなので、好みの色がわからない相手へのプレゼントにもピッタリですよ。
グラデーションのネイルアートなら簡単にできるので、オフの日には可愛く仕上げてみてください。
写真のネイルアートを動画にしました。セルフネイルでできるように少しシンプルにアレンジし直してます。
動画はこちら 胡粉ネイルでネイルアート⑤「桜2016」
春を表す季節の色
桃色はよく知られた伝統色ですが、透明感を「水」の文字で表し、透明感のある桃の花のような色という意味で「水桃」と名付けました。
桃色は古来から女性を美しく引き立てる色として、多くの着物などに使われています。しかし、桃染めとは桃の花で染めているわけではなく、昔は紅花を薄く染めて桃色としていました。
また、桃色は春の訪れを感じさせる色ですね。まず思い浮かべるのは桃の節句「ひな祭り」ではないでしょうか。
京都では3月に入ってすぐには春らしいうららかな日和は訪れません。好天と悪天が順にやって来て荒れる日も多いのです。春が来るのは、奈良東大寺のお水とり(3月12日)や、琵琶湖で行われる比良の八講荒れじまい(3月26日)が済んでからと言われます。
そんな春待つ日々に訪れる3月3日のひな祭りは、一足早い春を楽しむ日であるとも言えます。
しかし、旧暦の3月3日は3月下旬から4月上旬にあたり、昔のひな祭りには桃の花も咲き春が訪れていました。
女の子の健やかな成長を祈るひな祭りは、昔の中国で桃の花が邪気を祓う力があるとされたことから生まれた風習で、今のような形になったのは江戸時代からだと言われています。それ以前は紙や草で作った人形で体を撫でて穢れを移し、川や海に流す「禊ぎ」の行事であったようです。源氏物語「須磨の帖」にもお祓いをした人形を船に乗せて川に流すシーンがあります。
平安時代の宮中では、「曲水の宴」という行事が行われていました。曲がりくねった小川のある庭園で、桃の花を愛でながら川に盃を流し、自分の前を通り過ぎるまでに歌を一首詠むといったものです。
このように桃の花は水と繋がりがあり、名前に「水」を付けることで古人の思いや雅な感覚を取り込むことが出来るのではと考えました。
生命力のある女性の色
「水桃」は水に映る桃の花のような色。水の流れに身を任せるように儚く感じますが、実はとても生命力のある赤を持つ色です。また、女性ホルモンに効果のあるピンクであり、男性には好感度ナンバーワンの色ですので、女性本来の大切な役割を与えてくれる色なんでしょう。
女性なら誰もが付けるとかわいらしく、清潔感を得ることができる色です。