白狐通信
個性的に見えて、実はコーディネイトに悩まなくていい万能カラー
胡粉ネイル「鶯緑」は鶯の羽のようなくすんだ黄緑色で、抹茶色をイメージすると近いかも。
一見個性的な色ですが、日本人の黄みのある肌に似合い、どんな色の服にも違和感なく合わせやすいネイルカラーです。
2016-2017の秋冬のトレンドファッション、アニマル柄や70-80年代レトロ柄にもピッタリ。秋冬によく着るダークな色、春に着たくなるパステルカラーのファッションにも合うので、プレゼントに何色を選ぶか迷ったら、ぜひ候補に入れてみてください。
上羽絵惣オリジナルの色名「鶯緑」
「鶯緑」は一般の色名にはなく、伝統色では、褐色がかった黄緑色を「鶯色」、鶯色より茶色がかった黄緑色を「鶯茶」と言います。
和歌や文学に「梅に鶯」と決まったモチーフが度々登場しますが、最初に登場したのは平安時代に編纂された古今和歌集からで、色として鶯が多く取り上げられるようになったのは、渋みが粋とされた江戸時代からです。特に女性の小袖には、鶯色より茶色がかった鶯茶が好まれ、江戸後期では「鶯」と言えば鶯茶のことを示すようになりました。
「鶯緑」は上羽絵惣がくすんだ黄緑色の顔彩につけた名前で、みなさんにも色をイメージしてもらいやすくするため、鶯に緑の文字をつけ「鶯緑」と名付けました。
自然界の色「緑」+ダルトーン
色により人に与える印象の違いを考慮し、政治家がネクタイやスーツの色を選ぶという話を耳にしたことがあるのではないでしょうか。先日の東京都知事選で小池百合子氏が緑をイメージカラーとして選挙活動されたのは、記憶に新しいですね。
緑は、色のスペクトルでは中央に位置し、これは体の中の心臓と同じ位置にあたります。ハートの色として愛を司る色ともされ、自分を慈しみ、周りの人とも愛ある関係を結ぼうとします。
また、自然の多くを占める植物の色で、植物のように繁栄しながら豊かな地球を作ってくれることから、バランス、調和、安定、頼りがいがあり、社交的で機転が利く、社会的良心といったイメージを与えます。
もしかすると、小池氏も緑のもつイメージを戦略として使い、都民が次の都知事に求めたことと一致したのかもしれませんね。
鶯緑はダルトーンでもあるので、粘り強さ、協調性、こつこつと頑張り成果を実らせる可能性、協力協同作業のリーダーといったイメージも与えます。