白狐通信
伊藤若冲生誕300年という記念の年!!
今年は伊藤若冲生誕300年という記念の年で、京都でもあちこちで展覧会をやっています。
今年4月から5月にかけ、東京都美術館で行われた若冲展は、多くの人が訪れニュースにもなっていたので、興味がない方もその様子を目にしたのではないでしょうか。
若冲が画家として活躍した時代、上羽絵惣もすでに胡粉業を営んでいたため、残念ながら記録には残っていませんが、もしかしたら上羽絵惣の胡粉を使ったかも!と、東京都美術館では若冲とコラボした胡粉ネイルを作りました。おかげさまで大好評をいただきありがとうございます。
今回はコラボはなかったのですが、少々ミーハー気分で見に行きました。
日本画絵具専門店に勤めながら日本画は詳しくないのですが、若冲の絵は見ていてとても楽しかったです。写実的でありながらどことなくユーモラスで愛嬌が感じられました。
馴染みのない方も是非!
日本画は馴染みがなくて…という方でも楽しめると思うので、ぜひ一度見てみてください。
会期中は展示物が入れ替わり、後半には「樹花鳥獣図屏風」が見られます。升目描かれた特徴的な絵ですね。この技法は西陣織の下絵から着想を得たと言われてます。
京都には、若冲の生家があった錦市場のほか、若冲が下絵を描いた「五百羅漢」という石仏がある伏見の石峰寺、作品と深い関わりのあった相国寺など、若冲ゆかりの地があります。
京都へ旅行に来られた際、若冲が過ごした京都で作品に触れ、ゆかりの場所を訪れてみるのはいかがでしょう。
京都市美術館 「生誕300年 若冲の京都 KYOTOの若冲」
2016年12月4日まで
生誕300年 若冲の京都 KYOTOの若冲
公式ホームページはこちら
更新日: 2016年11月22日 @上羽絵惣スタッフ