白狐通信
“にじみ”を用いた鮮やかな色彩。色彩作家 内藤麻美子 個展
色彩作家の内藤麻美子さんは、主に日本画の水干絵具を使って、鮮やかな色彩と和紙に描くことによる“にじみ”を用いた流動的な画風が特徴の、上羽絵惣が応援しているアーティストのひとりです。
提灯や扇子といった和雑貨やスカーフなどのファッション雑貨のデザインも手掛けてるんですよ。
今回は、「さみしさ」という感情をテーマに時間の流れとともに、その時々の記憶・想いを色に表した作品が展示されていました。
いつもは色彩豊かな作品を目にすることが多かったのですが、今回はかなり趣が違い、内面の、どちらかというと「負」の感情を見つめた作品でしたので、自分の感情と重ね合わせてしまったのか、ちょっとズシッときました。
水干絵具と岩絵の具
その中で、未来を表した作品は、まだ何にも彩られてなく、不安のような、でも心の中から何かが湧いてくる力強さと期待感、見た人の心を映すような絵でした。
この作品の一部は「方解末」という日本画の顔料で描かれているのですが、「水干絵具と違い岩絵の具に近い使い方なので、私には少し難しかったです」とおっしゃってました。
会場は京都市営地下鉄「丸太町」駅から近いので、ぜひ見に行ってみてください。
期間は12月11日まで
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.mamikonaito.com/mamikonaito_exhibition2017/
また、内藤さんが講師をしている毎月恒例のワークショップは、次回12月16日開催です。
普段あまり馴染みのない水干絵具などを使って好きな色で封筒を作成いただけます。想いを込めたメッセージを詰めて、大切な誰かに渡してください。
詳しい申し込み方法はこちらです。
http://www.mamikonaito.com/about_shikisaiworkshop1003/
更新日: 2016年12月07日 @上羽絵惣スタッフ